詩
俺は誰にも好かれるタイプじゃない。 「そうだ、お前は好かれない。だが、仲間意識というものは、孤独感からくるものなんじゃないかな。」 賛成だ。しかしそうなると、まだ俺たちには希望があるということになる。希望にはうんざりだ。そんなものは身からは…
俺は“エスタブリッシュメント”がきらいだ なぜなら そいつらに虐げられ いつも虐げられて きたからだ 俺はそいつらをやっつけるため 偉くなってやろうとしたが それを途中で あきらめるのは もし 俺が 偉くなれば 俺自身が “エスタブリッシュメント”に なっ…
わたしは長い間かけて死の恐怖を克服したが、そのかわり死をもとめるようになった。 人は目で見ても信じないこともあれば、見なくても信じることもある。 完全な世界などこの世にありえない。なぜなら、もし完全な世界というものが存在したにしても、その完…
耳をすまさなければ、沈黙は聞きとれない。
俺は“すでに確立された権力(エスタブリッシュメント)”がきらいだ なぜならそいつらに虐げられ いつも虐げられて きたからだ 俺はそいつらを やっつけるため 偉くなってやろうとしたが それを 途中で あきらめるのは もし 俺が 偉くなれば 俺自身が “すでに確…
さて 風が頬を撫でる 素敵な朝だが 今 自分がどこにいるのかさえ 知らない俺には それは 精巧なガラス細工を通して見る水のようだ 朝に味があるかだって? さぁ… 重くわずらわしい“責任”という名の蚊に追いまわされている俺には それは深海の水のようにミネ…