はとへの想い

サイト「鬱色時代」さまの「はと同盟」にサインした記念にはとへの想いを語る。(鬱色時代は鬱病とは関係ないよ)


はと。はとというと、思い出すのがかなり幼い頃のこと。
公園の、噴水で水浴びしていたはと。はとを追い回してあそんだこと。
はと一羽一羽の模様がそれぞれちがうことに気づいて長いことはとの群れをながめていたこと。足の指が欠けたはとを見てすごく悲しんだこと。はとの「グルッグー」という鳴き声を聞くとなぜか落ち着くこと。街灯の上にとまってくるくるまわり続けるはとを見たこと。おちていたはとの羽がつるつるしていたこと。

…それから、シートン作の「でんしょばとアルノー」という絵本がひどく印象的だったこと。
いまでも「でんしょばとアルノー」という響きが耳についている。この話は、たしか優秀な伝書鳩だったアルノーがあるときレースに出て、そのまま戻ってこなかった、という悲しい話だったと思う。


はと。はとは郷愁。