パート4・諸注意

ケアンズの街を歩くときの注意点をいくつか。
まず第一に、カフェでアイスコーヒーを注文すると、アイスクリームと生クリーム入りのやつが出てくるということです。コーヒーフロートに生クリームが乗っているような感じのものです。日本ではアイスコーヒーと言うと、コーヒーが出てきて、シロップとミルクはお好みで…というのが普通ですよね。でもオーストラリアでは、日本人ならパフェ用だと思うような巨大なグラスに、アイスクリーム、生クリーム、さらにその上にシナモンシュガーまでかかっているやつもあります。
これはもう、言われても実感わかないと思うので、見てもらうしかないですね。
「オーストラリア アイスコーヒー」でイメージ検索した結果

……そういうことなので、あんまり甘党じゃない人は注意しましょう。(俺はけっこう気に入ったんですけどw)


第二に、強盗に遭わないようにすることです。ケアンズは治安については悪くないですが、俺が滞在している間に、同じ学校に通っていた人が夜道を歩いていて襲われ、お金を取られるという事件が発生しました。治安が良い、田舎だからといって油断していると危険です。そこで、襲われないための秘訣をちょっとばかり伝授します…。
まず、あやしい人に声をかけられたり襲われたりしないためには、自分自身がある程度あやしい人になることが必要です。これ重要。
1.パート1で少し述べましたが、グラサンは効果的です。キャップの場合は深くかぶり、影で目が隠れるようにします。つまりは顔をこわく見せるということです。日本人は欧米人から見て童顔であることが多いので、なんとなく弱そうに見え、襲われやすいのです。「日本人で童顔でメガネをかけている人」はさらに襲われやすいそうです。まあ、もともと顔がこわい人、スキンヘッドの人やマッチョな人は問題ないでしょう。
2.不必要にウロウロしないこと。道がわからなくて地図を見ながらウロウロしていると、必ず誰か声をかけてきます。たいがいは無害ですが(単なる挨拶とか世間話など)、たまにあやしげな日本語で書かれた変なチラシなどを渡されることがあるので注意。また、べつにどこかに向かっているわけでもない、ウィンドウショッピングをしているだけだ、というときでも、「一直線にどこかに向かっている」フリをして歩くと声をかけられることはありません。逆に声をかけられたいときは(ナンパされたい女性の方など)は、地図を持ってウロウロすると良いです。
3.夜道を歩かないこと。飲み会などで遅くなったら、距離が近くてもタクシーを利用しましょう。ケアンズではタクシー運転手はわりと親切です。タクシーに乗って事件に巻き込まれることよりも、夜道を歩いて事件に巻き込まれる可能性のほうが高いでしょう。
4.どうしても夜道を歩かざるをえないときは、車道側を歩かず、店や家がある側を歩くようにします。そして、音楽を聴きながら歩かない、自分の周囲の物音に常に耳を済ませながら歩くことです。少なくとも、ヘッドホンをしていないというだけで、「自分は警戒しているんだ」ということを示すことができます。大勢で歩くときはまったく問題ありません。
5.街に溶け込むこと。地図を持ち、横の人とあーだこーだ相談しながらウロウロする…という典型的なおのぼりさんスタイルはスリやちょっとした詐欺などに狙われやすいです。地図は信号で止まったときに見るようにし、歩いているときはポケットにしまうようにします。また、ブランド物のバッグや財布を持っているとおのぼりさんと思われやすいです。オーストラリアでは、ブランド物を持っている人は日本ほど多くありません。なぜならオージーは合理主義者ですので、「そんな高いものはいらない」と普通に思うからです。まぁとにかく街自体から自分が浮かないようにするということでしょうか。


*今日は写真はなしです…。



追記:
1.オーストラリアで自転車に乗るときはヘルメットをかぶらなければなりません。これは法律で決まっています。ヘルメットのほかにも、車と同じような交通ルールを守らなければなりません。
2.オーストラリアでは場所を問わず屋内で煙草を吸うことは禁止です。これも法律で決まっています。さらに煙草の値段が異常に高いのでスモーカーの人は禁煙しましょう。
3.フィッシュアンドチップスを敬遠しない。
まずいまずいと言われるフィッシュアンドチップスですが、一度試してみるべし。日本の肉屋でよく生のコロッケやカツなどがおいてあり、「これと、これがほしい」と言えば揚げてもらえるのありますね。あれの海産物版と考えてください。たくさんの種類の魚やエビやイカリングなどが衣をつけておいてあり、どれがほしいかを注文すると揚げてくれ、なぜかそれにフライドポテト(マックポテトと同じようなものなので、日本人にも親しめるものだと思います。)がついてくるというものです。俺は総菜屋で働いていたからか、もともと揚げ物好きの人間だからか、フィッシュアンドチップスがかなり気に入りました。日本ではなじみのない魚も食べることができます。レモンを多めにかけて、タルタルソースをかけて食べるのがオススメです。