森村泰昌展に行ってきましたよ

昨日のこと、
森村泰昌展・なにものかへのレクイエム──戦場の頂上の芸術
に行きました。
最初は行くつもりなかったのです。それが・・・
ある日「ヒマだなぁ」と思って家を出て電車に乗ったら、
疲れてたみたいで寝過ごしちゃった。
で、いつの間にか美術館の最寄駅に着いてたというわけです。
それでまあ、せっかくだから美術館にでも行こうと思い、
たまたまやってたのが森村展。


ほんと、たまたまなんです。
僕は戦争とか右とか左とかは興味ないですしね・・・
でも、入ってみると、
すべてがすばらしかったです。
何よりエネルギーがあふれてます。
写真、映像作品、どれもすばらしいです。
政治がどうの、とかいう話ではなくて、人間の生き方について
考えさせられるものがある、と思いました。
もちろん、芸術・反芸術という意味でも
考えさせられました。


森村自身がいろんな人物に扮したりしているわけですが、
アインシュタインとかは本当、メチャ似てると思います。
で一番印象深かったのが、アンディ・ウォーホルのやつ。
この作品は、森村がウォーホルに扮して女装したウォーホルに
扮した自分の写真を別画面から撮ったり、と
こういうふうに文章で書くとわけがわかりませんね。
気になる人は美術館に行ってください。


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詳細についてはこちらの「アートスケープ」の記事をどうぞ
去勢された20世紀的身体への訣別──「森村泰昌展・なにものかへのレクイエム──戦場の頂上の芸術」レビュー:フォーカス|美術館・アート情報 artscape
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森村は、写真家としての多重性という印象において、
なんとなく Claude Cahun を思わせるような、
何か、そうですね、
自分は何者かっていうのは、誰が決めるんだろう?
というような、疑問を感じさせるような気がします。


そういうわけで、
ちょっとウォーホルに興味を惹かれたので本屋に寄って
「ぼくの哲学」(ウォーホル著)を立ち読みしていたら、
ウォーホルの命日が2月22日だったそうで。
よりにもよって猫の日とは…(ウォーホルはにゃんこ・わんこ好きだったみたい)
しかも、昨日2月23日のことだったのでなおさら何か
運命的なものを感じます。
それでその本は、結局買ってしまいました。
おもしろいですよ。


ぼくの哲学

ぼくの哲学