ライブドア事件について少し

確かにみんな、なにかあやしいという思いはあったと思う。ネット上で特に、見慣れたドメインがどんどん「livedoor」に変わっていくのを見ているのはちょっと怖かった。
ライブドア」という会社自体、(会社として)何を目指しているのかが、社員にもわからないという。堀江さんや、宮内さんが、個人として何を目指していたかはわかる。とにかく設けたい…。金儲け→株式上場→金儲け→株式上場の無限ループ。これって、どこか、レベルを上げるためだけにやっているRPGに似ている。ゲームをすることじゃなくて、レベルを上げるのが目的みたいになってしまったらもうつまらなくなる。レベルを上げるために、もしかしたら裏ルールを使ったり、ちょっとせこい方法も使うかも。それでだんだん自分がやっていることが嫌になってしまうRPGのような。
今回のように、「風説の流布」とかなんとやらで、今まで検挙された企業または個人があるのかどうか。ライブドアが、法律違反をやっていたのはどうやら事実だが、ほかの企業はどうなのか。嘘の情報を流すことぐらい、やっていそうだ。だが、ライブドアが、失敗することを見込んでフジ買収や球団買収をしようとし、知名度を上げてしまったのは事実だ。それでみんなが注目することになったのかも。…
事件については、結局何を教訓とすればいいのか、不透明だが、まずは、「会社は1個人の極端な考えだけで動かすものではない」そして「金儲けの向こうに何があるのかを見つける」ことではないか。