ドン・ヘンリー「ニューヨーク・ミニット」の独自訳

元の歌詞(http://www.davemcnally.com/lyrics/DonHenley/NewYorkMinute.asp


ハリーは朝起きると 黒服に身を包み 駅へ行った
そして帰ってこなかった
線路わきに散らばった 彼の服がみつかるだろう
彼は二度と朝ウォールストリートを通ることもない


彼には家があり 愛する娘もいた
だけど年月がたつうち 人は道に迷ってしまうことがある
ある日彼は一線を越えてしまった
きっとこの世界に嫌気がさしてたんだろう
だけどそんなことはもはやどうでもいいことだ


※繰り返し
ニューヨークの時の中ではすべてが変わる
ニューヨークの時の中ではすべてが狂う
ニューヨークの時の中ではすべてが変わる
ニューヨークの時の中では


闇の中に横たわっていると サイレンがうなるのが聞こえる
誰かが救急救命室へ行くのか 留置所に行くのか
もし誰か愛する人を見つけたのなら必死で守らなければ駄目だ
戸口にはいつも狼が待ちかまえているから


※繰り返し


最近では 夜は早く訪れ 人々は愛する人の待つ家路を急ぐ
愚か者の忠告を聞いてくれ 自分のことを心配したほうがいい
彼らは今日はここにいても 明日には行ってしまうかもしれない


俺はコートを肩にかけ 公園を歩いていた
落ち葉が俺の周りで風に吹かれ うめき声を上げる都市が闇を集めている
ぽつんとひとつ岩があり 絶望した人が恋人へのメッセージを残していた
“ベイビー 俺は心を入れ替えた 帰ってきてくれ”


何かが俺の頭を曇らせ 心を研ぎ澄ませる
彼女がいた頃は もっと毎日が輝いていた
だが俺は知っている この黒雲を振り払ってくれる誰かが
どこかに必ずいると
だからその日まで 俺は信じ続ける
信じ続ける…


※繰り返し